2017年8月4日

社長メッセージ

撮影:長野陽一

ごあいさつ

この度の東日本大震災において、多くの方々に多大なるご支援と応援を頂きましたこと、改めて深く感謝し、御礼申し上げます。
気仙沼は「海と生きる」というスローガンを掲げ、復興への歩みを続けております。
海は、変わらぬ恵みをたたえています。
私共もすべての営業拠点を失う事となりました。
しかし、これを機に金のさんまをはじめとする手仕事を一層大切にし、気仙沼らしい人の営みが、美味しさとして伝わるような商品作りに 特化してまいりたいと考えます。
規模は小さくなりましたが
はじめの一歩から、歩き直す覚悟です。
長い間のご縁の上に、ひとつの出会いとひとつの仕事を大切に積み重ねて、よりよい商品をお届けし、お客様に喜んでいただけるよう精進してまいります。

「金のさんま」は
気仙沼の郷土料理で地元ではさんまの佃煮と云われるものです。
創業から継ぎ足しで使い続けている「返したれ」で、骨まで軟らかく召し上がれるよう、ゆっくり鍋で炊いています。
この「返したれ」は3月11日震災の日に工場より社員が持ち出し、無事に私たちの手元に残りました。変わらぬ味をお届けします。


株式会社 斉吉商店 代表取締役社長
斉藤純夫

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